話すときのベクトルは相手に向ける
- hokkaido25glocal
- 2024年4月17日
- 読了時間: 2分

熱い思いがあるとき、「いつもよりうまく話せた!」と感じたことはありませんか?
相手に強く伝えたい願っている状況では
話すことに全身が集中できているのです。
自分のパフォーマンスをチェックしたり、他人の目を気にする余裕はありません。
熱く語ってみると英語を話すことで何が本当に重要なのかが明確になります。
それは、「伝えたい気持ち」に集中することです。
その一方で思い入れのないことを話したときはどうでしょうか?
多くの人が正確さが気になってきます。
例えば「この文脈では完了形が適切だったかな?」
「この表現よりもっとカッコいいのあったはずだけど」
などです。「正しさ」にとらわれてしまうと
自信がなくなり、いつもよりパフォーマンスが下がるのです。
私の場合、スピーカーの熱量、伝えたい気持ちが高いと通訳をするときに集中しやすいのですがこれも同じことだと思います。スピーカーの熱量が高ければ私にその熱量が伝わり、深く集中できる気がします。
駆け出しのころに「まずはコミュニケーションを成立させる。このことだけ考えなさい」と
ベテラン通訳者の方がアドバイスしてくれたのを思い出します。当時は今ほど理解できなかったのですが伝えたい思いを優先し、大胆に表現する。そして制御や調整は後からするということではないかと思います。
学生時代に〇✖で評価される教育を受けた私たちは「正しさ」を求めがちですが伝えたい思いを優先する方がコミュニケーションでは大切だと思います。
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