オンライン会議でアクセントのある英語が聞けません。発音をトレーニングすると聞き取りやすくなりますか?
- hokkaido25glocal
- 2021年4月24日
- 読了時間: 3分

基本の発音が身に付くと本当にアクセントのついた英語も聞き取りやすくなるのでしょうか?
私の経験で言うと答えは断然イエス。
冬季アジア大会の通訳はアジア英語てんこ盛りでした。なかでもひときわすごかったのがジョナサン。人を笑わせるのが大好きで愉快な良い人でしたが
その英語がすごかった。
超マレーシア英語+早口+ジョーク好き。
みんなを笑わせようとジョーク連発してくれるのですがかなり手強かったです。
その彼をたまたまNHKの番組で発見。
インタビューだったので恐る恐る聞いてみたら
昔よりず~っと聞こえやすくなっていて
「あれ?」
基礎の発音やると
アクセントが強くても聞こえるようになるのは本当だったんだんですね。
でもどうしてそうなるのでしょうか?
それは相手が基準としてる発音(イギリス英語かアメリカ英語)を共有できる、つまり相手のほうに歩み寄って聞きとれるからではないでしょうか?
大人になって英語を学ぶとき、自分の話している言葉の音に近い音で聞き取ろうとします。日本人だと日本語の音に近いもので英語の音を聞き取るわけです。
例えば日本語には「あ」という音が一つしかありません。
英語の「あ」に近い音4つありますがなかなか聞き分けられないのはこれが理由です。
ここで実際に相手の人が中国人だった場合を考えてみましょう。
その人は中国語の音に近い音で英語を聞き取っています。
これだとどういうことが起こるでしょうか?
お互いに一歩ずつ標準の英語の音から離れた音で聞いたり話してるので日本語英語と中国語英語の間には2歩距離ができてしまうことになります。日本人も標準から一歩離れてるし、中国人も標準から一歩離れてる状態です。
もし、日本人が標準の発音をマスターできたら中国英語を話す人との距離は1歩に縮まります。日本人のほうが相手の基準としている英語の音(標準発音)で解釈できるからです。
だから発音を身につけるとアクセントのついた英語が聞き取りやすくなるのではないでしょうか?
ネイティブがアクセントのある英語でもききとれるのはこれが起こってるからではないかなと思います。
今はオンライン会議が多いのでリスニングのハードルは上がってますよね。
リアルの場や少人数の話し合いより、
聞き返しや確認が難しいです。
「?」と思っても流れをさえぎるのは気が引けますから
さらにアクセントのある英語を聞くことのほうが多いんですよね。
第二言語として話す人たちが11億2千万人。
それに対してネイティブスピーカーは3億8000万人ですから
オンライン会議+アクセントのついた英語
リスニングのハードルはあがっていて
発音をまなぶ意味がましてますね。
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