中級からの英文法は気持ちをのせるー完了形は「空気を読む」文法
- hokkaido25glocal
- 10月31日
- 読了時間: 4分
完了形は何のためにあるの？
英語の完了形は、単に 「すでに終わったこと」を示す文法ではありません。
本質は 「今どうで、その前提でどうすべきか」を伝えること。
そのため完了形には、 言外のメッセージが宿ります。 状況に応じて、相手に判断してもらうニュアンスが含まれるのです。 話者が伝えたいのは、むしろここです。
日本語と同じように、言葉でハッキリ言わないことは英語でもあり、
「空気を読む」感覚に似てると思います。
例で実感する完了形の“空気”
I have already submitted. 見た目は 「もう提出している」だけ。
けれど実際には 状況によって相手に届く意味が変わります。
こんなことが考えられるのでは…想像してみました。
状況 | 含まれるメッセージ |
〆切前の会話 | 次へ進める、もう安心して |
上司と話すとき | 仕事は完了、問題ありません |
同僚と話すとき | 手伝えるよ、もう自由だから |
完了形が使われると、 相手は自然と「次の一手」を判断し、続きがあるぞと期待を生みます。完了形は、状況と次の一手を共有する文法
文法に気持ちを張り付ける橋渡しのアプローチ
完了形を見たら、こう考えてください。
「だから、今どうなっていて、何ができる？」
つまり「だから？」
この問いが 完了形の“気持ち”を浮かび上がらせます。
意図をつかんで、学んだフレーズを繰り返したり、自分だけの会話をつくったりすると、完了形を使う感覚が身につきます。気持ちがこもり、会話に含みや説得力も備わってきます。
まとめ
中級の先へ進む鍵は 記号のように無味乾燥な文法に 感情を貼り合わせること。 英語で英語を理解する感覚へ近づいていけます。
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