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英検1級2次試験スピーチ 何度も失敗しないために




英検1級2次試験スピーチ突破でいちばん大切なものは?

時事の知識?語彙?

実はそれより大切なものがあります。


これができていないと英語話者に伝わりにくくなります。

どんなに内容や語彙がすばらしくてもです。


それは

構成」です。


話せてるのにパスできなかった方は 「やっぱり時事の知識が足りなかったんだ~。語彙もまだまだだ~。」

とそちらに力を入れがちです。

でもでも 1級の一時試験を突破した人なら語彙もあるし、様々な時事情報にもふれてるはず。 ある程度話せていたのにパスできないときは

フォーマットができてないことが多いです。

今回はこれについて書きますね。


 

英検のスピーチは何をテストしてるのか?


あの試験は英語の論理でコミニケーションができるかを見るテストです。

英語の論理で話すというのは 英語のスピーチの「構成」で話をしていくことです。

流れはこれです。↓


主張(私はこう思う)

理由(なぜなら~)

結論(主張の言い換え)


シンプルですよね。

でもついつい例と理由が混ざってしまったり、理由がうまく結論とつながらなかったり

私も理解するまで時間がかかりました。

自分の頭の中で考えると良いのか悪いのかわからなくなってきてしまうんですよね。


 

アウトラインのメリットは3つ


まず骨組みがきちんとしてると聞き手が理解しやすくなります

例えば

本を読むとき最初に目次をみませんか?

あらかじめ概要が頭に入って理解しやすいですよね。


スピーチの骨組みは目次の役割を果たします。

聞き手が予測しながら聞ける。すると多少わかりにくいところがあっても文脈から判断してもらえます。相手が混乱しません。


さらに話の大筋を試験官が理解しやすいので質疑応答で関連した質問をしてもらえます。自分の考えについて聞かれるわけですからこれは有利です。

質疑応答を得点源にしたり、スピーチでうまく伝えられなかったところを挽回するチャンスにできます。


質疑応答でスピーチとあまり関係のない質問をされたと言うのはスピーチが伝わらなかったと言うことだと思います。理解できなかったので試験官も一般的な質問をするしかなかったのではないでしょうか?

日本人の試験官なら無意識に少しは補って解釈できてるかもしれませんが外国人の試験官はそういうわけにはいかないでしょう。

骨組みがなく論理的につながらないスピーチを聞いても「?」となってしまうのです。

私も自分ではちゃんと話してるつもり(英語自体は口から出てるので)だったのですが英語の論理で話せていないときは”相手に行動させる”のが難しいと思ってました。

肝心の部分がどこなのかわかりづらかったんだなと思います。


例えばこんな状況を想像するとわかりやすいと思います。

日本語の新聞の社説を段落ごとに切り離す。そして順番をばらばらにして読む。

すぐに内容がわかるでしょうか?何度も読み直してしまいませんか?

社説のようにプロが書いた記事でもわかりづらくなってしまいます。

一度しか聞けないスピーチならもっと難しいでしょう。



つぎにどの試験官も試験官が本業ではありません。

それなのに短い時間でたくさんスピーチを聞いて質問し、採点もしてます。

やり慣れない作業をこなしていてストレスがかかっています。

人間ですから理解しようという気持ちもだんだん萎えてくるかもしれません。

基本に沿ったアウトラインの型を守って

聞き手の負担を減らすのはたいせつですよね。



さいごに骨組みがあれば1分の準備時間が有効に使えるし、

失敗も減らせます。

何をどこに入れたらよいか判断しやすいからです。

論理にあわない情報をいれてしまったり、長すぎになることもありません。

論理的なスピーチが自然と出来上がるので自信を持てます。


 

まとめ

英検1級突破のためのスピーチは骨組み!

語彙や文法力もあってそこそこ話せたの突破できない。

もしあなたがそんな状況だったら英語の論理展開ができていないのかもしれません。

まずは構成の攻略がお勧めです。

構成はどんなお題のスピーチをする時にも必要です。

準備していって使えなかったということはありません。


クライアントさんを見てると最初は例と理由が混ざってしまったり、理由がうまく結論とつながらなかったり方でもコツをお伝えしてトレーニングすると

できるようになってきます。目安は1ヶ月ぐらいです。




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